イカ墨とタコ墨の違いって?
タコとイカはともに墨を吐く軟体生物です。
墨を吐くのはフィッシュイーターたち、つまり彼らの外敵から身を守るためなのですがタコとイカでは若干様相が違うようです。
●タコの墨の場合
相手(敵)の視界を遮ってその場から逃げるための煙幕の役割を果たします。
タコの墨はピンチの時の眼くらましという訳です。
●イカの墨の場合
アオリイカのエギングでイカ釣りをされたことがあるなら烏賊達が水中で吐いた墨を見たことがある方も多いと思います。
その墨は粘っり気があり、水中でもなかなか散らばりません。
イカスミはイカの分身としての役割を果たしている、だからなかなか散らばらないのです。
アオリイカたちにとって外敵、脅威となる魚たちの興味を惹くためにイカ墨を放出するのです。
外敵の興味を分身であるイカ墨に向かわせ、その間に体色を目立ちにくくしてイカ達はひっそりと逃げるのです。
お互いに墨は吐けどもタコは直接的、イカは間接的な利用をしている訳です。
ちなみに栄養学的に見た場合、イカ墨はタコの墨と比較するとグルタミン酸やタウリンなどのアミノ酸を多く含んでおり、イカ墨に含まれるアミノ酸含有量はタコ墨の30倍もの旨みがあるそうです。
また、イカスミには「ムコ多糖類」と呼ばれる糖質の一種が成分として含まれています。
そのムコ多糖類は傷ついた皮膚の治癒力を高めたり、血液をきれいにするなど新陳代謝を高める効果があるそうです。
最近、イカ墨には免疫を強化して、ガンを抑制する効果もあることが判明しています。
イカスミはおいしいだけでなく、新陳代謝を促進し、ガンの予防効果もあるということです。
釣ったイカから採れるイカスミもできれば有効活用したいところですね。

